
(出典:Cardanians_io)
Cardanoのブロックチェーン研究開発組織であるInput Output Global(IOG)は、2026年に向けたCardanoの技術・エコシステムロードマップを示す9件の資金調達提案を発表いたしました。これらの提案はインフラ、デベロッパーツール、経済メカニズムを網羅しており、中心となるのは近日実施予定のLeiosスケーラビリティアップグレードです。
Leiosは、Cardanoネットワークのアップグレード計画であり、トランザクション処理能力(スループット)の大幅な向上を目指しています。
主な目標:
トランザクションスループットを10〜65倍に向上
月間トランザクション取引高を約80万件から2,700万件超へ拡大
2026年末までにメインネット導入を完了
このアップグレードにより、CardanoはDeFi、現実資産トークン化(RWA)、エンタープライズ向けソリューションなど、多様なアプリケーションへの対応が可能となります。
メインチェーンの強化に加え、CardanoはLayer 2ソリューションの開発も積極的に進めています。主な例は以下の通りです。
Hydra(トランザクション速度の向上)
Midgard(ロールアップアーキテクチャ)
IOGは、メインチェーンとLayer 2の同時開発が総合的なスケーラビリティ実現に不可欠であると強調しています。
IOGは資金配分の中で、ノードアップグレード、ネットワーク監視、セキュリティ維持といったCardanoエコシステムの基盤強化に約6,210万ADAを充当しています。
IOGは、Cardanoエコシステムにおけるデベロッパーが、ツールの断片化や学習コストの高さ、オンボーディング負担などの課題に直面していることを認識しています。
これらの課題解決に向け、6か月間の最適化計画を策定し、次の点に注力しています。
開発ツールの統合
デベロッパー参入障壁の低減
総合的な開発効率の向上
スマートコントラクトと検証ツールのアップグレード
また、Plutusスマートコントラクトプラットフォームの拡張も計画しています。
重要な取り組みとして、フォーマル検証ツールの利用をより身近にすることが挙げられます。現状では高い導入障壁があるものの、今後はさらなる普及と利便性向上に注力する方針です。
技術面のアップグレードと並行して、Cardanoはネットワーク経済設計の高度化も進めます。
ADA以外のトークンでも取引手数料の支払いが可能に
ウォレットアプリが小額手数料を回収し、新たなビジネスモデルを構築できる仕組み

(出典:POGUN)
Pogunによる別提案は、BTCを高価値ながら十分に活用されていない資産と位置付け、Cardanoをその収益・クレジットレイヤーとすることを目指しています。これにより、Cardanoはより多くのクロスチェーン資本流入を促進する狙いです。
Input Output Global(IOG)はCardanoの主要開発組織で、以前はIOHKとして知られていました。
主な特徴:
学術研究とピアレビューを活用したテクノロジー開発
分散型システムおよびブロックチェーンインフラに注力
Cardanoエコシステム構築への継続的コミットメント
Cardanoの2026年開発提案は、技術・デベロッパー体験・経済モデルの包括的なアップグレードを示しています。中核的なスケーラビリティソリューションであるLeiosは、Cardanoが大規模アプリケーションや将来のユーザー成長を支える鍵となります。





