衝突爆発から2週間以上が経過した今、イランの大統領マスード・ペゼシュキアン(Masoud Pezeshkian)は初めて明確に停戦の三つの前提条件を提示し、米国とイスラエルに対してイランの正当な権益の承認、戦争による損失の賠償、拘束力のある国際的保護メカニズムの構築を求めた。これはトランプ前大統領が「無条件降伏」を求めた立場と対照的である。
(前提:トランプ氏の発言:イランは「無条件降伏」しなければ停戦できない!中東紛争の激化で原油・ドルが急騰、ビットコインは6.8万ドルに下落)(背景補足:イラン大統領が「無差別攻撃中東隣国」に対して異例の謝罪、背後に何を狙う?)
イランのペゼシュキアン大統領は今(12日)深夜、X(旧Twitter)上で声明を出し、米国とイスラエルとの武力衝突終結に向けて三つの明確な条件を初めて提示した。これを受けて外界は、これまでで最も具体的な停戦の兆しと見ている。
三つの条件は以下の通り:
ペゼシュキアンはまた、「この衝突はユダヤ復興主義政権と米国によって引き起こされた」と述べ、ロシアやパキスタンの指導者と対話を始めていることを明かした。これは、テヘランが積極的に外交支援ネットワークを構築しようとしていることを示唆している。
ロシアとパキスタンの指導者と話し合い、イランの地域平和へのコミットメントを再確認した。ザイオン主義政権と米国によって引き起こされたこの戦争を終わらせる唯一の方法は、イランの正当な権利の認識、賠償の支払い、そして将来の侵略に対する強固な国際的保証である。
— Masoud Pezeshkian (@drpezeshkian) 2026年3月11日
この三つの条件は、米国の立場と鮮やかに対照をなしている。トランプ前大統領は以前、「イランは無条件降伏しなければ停戦できない」と明言していたが、ペゼシュキアンはこれに対し、「そんな要求は墓に持っていかれるべき幻想だ」と痛烈に批判した。
2月28日に米国とイスラエルが共同で攻撃を開始して以来、イランはすでに1万人以上が負傷し、1200人以上が死亡したことを確認し、無人機やミサイルによる反撃を続けている。
注目すべきは、ペゼシュキアンが先週、イランの攻撃を受けた中東隣国に対して異例の謝罪を行ったばかりであり、今回具体的な停戦条件を提示したことだ。これら二つの動きは、外界からは、テヘランが重大な軍事的圧力を受けながらも、外交を通じて紛争の出口を模索していると解釈されている。ただし、交渉が実現するかどうかは、米国が「無条件降伏」の強硬な立場を緩めるかにかかっている。
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