マスク氏がドージコイン推しで知られているだけに、X Moneyの発表は予想外だった。「ドゲファーザー」として暗号コミュニティから慕われてきた彼だが、新しい決済プラットフォームではDOGEに一切触れなかった。これって何か意味があるのか。



X Moneyはビザとの提携で立ち上げられた決済通貨のプラットフォームだが、ローンチ時点では従来型の金融に特化している。ピアツーピア送金、デビットカード経由の即時銀行振込、X Walletによる資金管理。PayPalやVenmo、Cash Appと似たような機能だ。ただし、ここまで見ると暗号通貨の影はない。

これは不可解だ。マスク氏がドージコインを支持してきた実績を考えれば。テスラやスペースXでの支払い方法にDOGEを組み込んだり、ツイッターのロゴを柴犬に変えて価格を急騰させたり。それなのになぜX Moneyには暗号通貨がないのか。

規制環境の複雑さが一因だろう。暗号通貨は金融当局から厳しい目で見られている。マスク氏が決済通貨としてのX Moneyを確立してから、後々DOGEを統合する方が得策かもしれない。ビザとの提携という枠組みは、既存の金融規制に準拠するには都合がいい。暗号を組み込むと話が複雑になる可能性がある。

ただし、完全に除外する話ではなさそうだ。X Payments LLCは40州とワシントンDCで送金ライセンスを申請中。これが承認されれば、法的な基盤が整う。また、ビザはCoinbaseとの統合で暗号通貨の扱いに経験を積んでいる。2024年10月にはVisa DirectがCoinbaseに統合され、ユーザーが暗号資産をシームレスに売買できるようになった。

マスク氏は型破りなビジネスマンだ。今は暗号通貨を外しているが、これは戦略的なタイミングの問題かもしれない。規制が明確になるか、市場がより受け入れやすくなるタイミングを待っているのではないか。そのとき、X Money上でDOGEがより大きな役割を担う可能性は十分ある。

マスク氏とドージコインの関係は単なるマーケティングではなく、彼は本気でこのミームコインを主流に押し上げようとしてきた。決済通貨のプラットフォームにDOGEが統合されれば、実用性の面で大きく前に進む。今はまだ従来型の決済アプリに見えるX Moneyだが、長期的には革新的な決済通貨システムへ進化する可能性がある。

ドージコイン保有者としては、今のところHODLして次の動きを待つのが無難だろう。マスク氏が指揮を執ることなら、何が起きてもおかしくない。
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