冷たい財布はまだ存在しているのに、ビットコインが蒸発?ソウル江南警察署で22BTCが奇妙に失踪、韓国司法部門は半年で約5000万ドル相当のコインを紛失

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韓国ソウル江南警察署は、2021年以降保管されていた冷蔵ウォレット内の22BTCが不明な状況で移転されたことを確認した。価値は140万ドル(約21億ウォン)を超える。

奇妙なことに、秘密鍵を保存していたUSB冷蔵ウォレットは依然として警察の手元にあるにもかかわらず、ビットコインは姿を消している。これにより、誰かがある時点で秘密鍵を取得し、チェーン上で送金を完了した可能性が示唆されているが、その「誰か」が外部者なのか内部者なのかは不明だ。

現在、京畿北部地方警察庁は正式な内部調査を開始し、内部アクセス記録やウォレットの鍵管理手順、関係者の関与の証拠を調査している。警察は資金の流れや容疑者の情報についてはまだ公表していない。

先行事例:光州検察庁の4,770万ドルの「フィッシング被害」

これは韓国の法執行機関が資産を「紛失」した初めての事例ではない。

以前、韓国の光州地方検察庁では、より大規模なビットコイン盗難事件が発生した。約700億ウォン(約4,770万ドル)の押収ビットコインが2025年中頃に盗まれ、定期的な監査で発覚した。

公式の説明は「フィッシング攻撃」であり、職員が押収した暗号資産を確認中にフィッシングサイトに誤ってアクセスし、秘密鍵情報が漏洩。ビットコインは不可逆的に送金されたというものだ。さらに驚くべきことに、その検察庁はビットコイン関連のパスワードを直接USBメモリに保存しており、セキュリティ規則が徹底されていなかったことも明らかになった。

ハッカーか、それとも「内部者」か?

この二つの事件を合わせると、韓国の法執行機関は半年足らずで約5000万ドルの押収暗号資産を失ったことになる。そして、これらの事件には共通して疑問を呼ぶ点がいくつも存在する。

  • 冷蔵ウォレットは設置されているが、ビットコインは消失。冷蔵ウォレットの設計はオフライン保管を目的としており、理論上外部からのリモートアクセスは不可能なはずだ。
  • 秘密鍵の管理が非常に緩い。USBや冷蔵ウォレットがオフィスに置かれ、アクセス権を持つ者が操作できる状態。
  • 事件の発覚が遅れている。江南警察署のビットコインは2021年から管理されており、光州のケースも定期監査時に明らかになった。
  • 資金の流れが不明確。チェーン上の追跡結果は未公表。

これらの兆候は、外部からの攻撃なのか、内部の横領なのか、疑念を抱かせる。

韓国の暗号規制に対する信頼危機

皮肉なことに、韓国は世界でも最も厳格な暗号通貨規制を敷く国の一つであり、昨年「デジタル資産基本法」の第一段階を施行し、取引所や保管業者に厳格な資産管理基準を求めている。しかし、今や警察署や検察庁といった執行機関さえ、自らの管理下にあるビットコインを守りきれなくなっている。

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