ゲートニュース、4月15日――インドネシアとアメリカは、4月14日に防衛協力を「主要防衛協力パートナーシップ」(MDCP)へと格上げした。インドネシアの国防大臣シャプリ・サムスディンと米国の国防長官ピート・ヘグセススが、ワシントンD.C.で覚書に署名した。
米国国防総省による共同声明によれば、両国は軍事の近代化と非対称能力の開発で協力することに合意した。両国は、水中および自律システムにおいて次世代の防衛技術を共同で開発し、非対称能力の共同開発と維持管理でも連携する。さらに、インドネシアと米国は、相互信頼の象徴として、特殊部隊の共同訓練演習を大幅に拡大することを約束し、インド太平洋地域における抑止力を強化するとともに、武力によって平和を維持するという約束を再確認した。
しかしインドネシアは、機微な軍事案件について慎重な姿勢を維持した。米国が、アメリカ軍機がインドネシアの領空を通過するための包括的な飛行通過権の付与を認めるよう提案した一方で、インドネシアはその提案に抵抗した。ロイターやジャカルタ・グローブによれば、インドネシア外務省は、防衛省宛てに、包括的な飛行通過権を認めることはインドネシアを南シナ海をめぐる紛争に巻き込む可能性があるとして、政府にいかなる合意も延期するよう警告する書簡を送った。インドネシア国防省は、この件は政府による慎重な審査の対象であり拘束力はないと強調した。とりわけ、包括的な飛行通過権は、最終化されたMDCPの合意には明確に含まれていなかった。
同日、インドネシアの国防大臣はペンタゴンを訪れて防衛関係を強化する一方、プラボウォ・スビアント大統領はロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談し、インドネシアが非同盟の対外政策スタンスを維持することへの取り組みを強調した。外交のアナリストによれば、インドネシアは米国と防衛協力を拡大しているものの、非同盟の外交的立場を放棄する可能性は低いという。