Aaveコミュニティは最近また大きな動きを見せています。BGD Labs（DAOに技術とセキュリティサポートを提供するコアチーム）は、ガバナンスフォーラムで提案を発表し、Aaveのブランド資産の移転を計画しています。具体的には、ドメイン名、ソーシャルメディアアカウント、命名権などの「ソフトアセット」を、DAOが直接管理する法的実体の名義に移すというものです。

要するに、もともとAave Labsに属していたブランドの識別権を段階的に切り離し、DAOが一元管理するということです。これにより、将来的に新しい法的実体を登録したり、ガバナンス構造を調整したりする際に、元のチームの名義に縛られることがなくなります。

DAOの分散化の観点からは確かに論理的な進歩ですが、この動きはAave LabsとDAOの間の権力境界を再び再定義することも意味します。コミュニティの議論は激しくなるでしょう。