買株式の最大の疑問:なぜ米国株はこんなに安いのに、台湾株はこんなに高いのか?取引単位の違いを一度はっきりさせましょう

多くの投資家は同じ疑問を持っています:なぜ米国株は安く買えるのに、台湾株は何十万も出さないと1株も買えないのか?実はその根本的な理由は、「取引単位」という3つの文字に隠されています。

台湾株と米国株の取引単位の大きな違い

まず理解すべき基本概念:台湾株の取引単位は「1張」=1000株であり、米国株の取引単位は「1株」そのもの

これが意味するのは:

  • 台湾株:最小取引単位 = 1張 = 1000株
  • 米国株:最小取引単位 = 1株

つまり、米国株は1張何株?米国株には「張」の概念は全くありません。この違いが、価格の天と地ほどの差に見える錯覚を生んでいるのです。

株価はどう見る?1株いくらかは市場価格で確認

多くの初心者が混同しがちなポイント:株価は1株の取引価格を表している。株が1株いくらかを見るには、現在の市場価格を直接確認すれば良いのです。

例を挙げると:

  • 米国テスラ(TSLA):2023年1月の1株価格は101.81ドル、8月には254.11ドルに上昇
  • 台湾TSMC(2330):現在の1株価格は561新台湾ドル

株の額面と株価は別物です。額面は会社設立時の記録に過ぎず、株価は市場が決める本当の価格です。

1株いくら?これが本当の大きなポイント

ここからが本題です。仮にTSMCの1株が561新台湾ドルだとすると:

1張TSMC = 561 × 1000 = 56万1000新台湾ドル

これが、なぜ一般の個人投資家が台湾株を高いと感じる理由です。1株(1張)買うだけで数十万円かかるからです。一方、米国株は違います。1株95ドルで直接買えるため、コストは約3000新台湾ドル程度です。

台湾株vs米国株の取引ルール一覧

項目 台湾株 米国株
取引単位 1張(1000株) 1株
通貨単位 新台湾ドル(TWD) 米ドル(USD)
上下動きの制限 無制限 ±10%
取引時間 9:00-13:30 21:30-4:00(夏時間)
手数料 0.1425% 多くは0%

台湾株の零股取引の仕組み

参入障壁を下げるために、台湾株では後に「零股取引」が導入されました。これは、1000株未満(1〜999株)の売買を可能にする取引方式です。

零股取引の特徴:

  • 取引時間:平日9:00-13:30、後場13:40-14:30
  • 約定方式:指値注文を集めて毎分約定
  • メリット:資金のハードルが低いが、流動性はやや劣る

これに対し、1張(1000株)単位の取引は流動性が高い反面、資金要件も高いです。多くの個人投資家は一度に十数万円を投入できないため、零股取引が選ばれるのです。

株価は誰が決める?3つの決定要因

株価は最終的に市場が決めるもので、主に次の3つの要素に左右されます。

1. 企業のファンダメンタルズ — 業績や財務状況が良い企業は買いが入りやすく、株価は自然と上昇します。

2. マクロ経済 — GDP、金利、インフレなどの経済指標が株式市場の動向に影響します。

3. 市場のセンチメント — 投資家の楽観や恐怖の感情が売買を引き起こし、株価の変動を直接促します。

これらの基本を理解すれば、なぜ台湾株と米国株の価格差がこれほど大きいのか、その本質は取引単位と市場制度の違いにあることがわかるでしょう。

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