Apex ClearingがFast Companyの最も革新的な企業賞を受賞—このフィンテックインフラ企業がそれに値する理由

フィンテックを支えるフィンテックが認められました

Apex Clearing Corporationは、2021年のファストカンパニーの権威ある「世界で最も革新的な企業」リストの金融カテゴリーに選ばれました。デジタル資産運用分野を追っている方々にとって、この評価はインフラプレイヤーが金融市場の民主化に果たす重要な役割を浮き彫りにしています。

Apex Clearingの実際の役割

Apex Clearingは、金融イノベーションの裏側を支えるエンジンとして機能しています。同社はデジタル保管、クリアリング、決済サービスを提供しており、オンラインブローカー、ウェルス・テックスタートアップ、従来の資産運用会社、さらには消費者ブランドが即座に口座を開設し、複数の資産クラスで取引を実行し、顧客資産を安全に保管できる仕組みを整えています。

2012年に設立され、SECに登録されているほか、FINRAのメンバーおよびSIPCの参加者としても認定されているApex Clearingは、ベンチャー支援のスタートアップから確立された金融機関まで、さまざまな企業の信頼できるインフラ層となっています。

数字が語るストーリー

Apexの運営規模は、Fast Companyが注目した理由を示しています。2020年だけで、プラットフォームは4億5千万件の取引を処理しました。2021年初頭には、その勢いが加速し、1月には6,800万件の取引がApexのシステムを通じて実行されました。

現在、Apexは世界中で200以上のクライアントにサービスを提供し、1,300万以上の顧客口座を管理しています。特に注目すべきは、2021年に開設された口座が3.2百万に上り、そのうち100万以上が暗号資産用です。このデジタル資産採用の爆発的な成長は、投資家が新興資産クラスにアクセスし取引する方法の広範な変化を反映しています。

業界にとっての重要性

Apex ClearingのCEO、William Capuzziは、この賞を同社のミッションの証明と位置付けています。「Apexは、次世代のイノベーション、金融の自由、市場アクセスを推進する、深く浸透した信頼できる技術パートナーです。」

リテール投資家がシームレスなデジタル体験を求め、金融機関が新規顧客獲得に奔走する時代において、Apex Clearingのようなインフラ提供者は不可欠です。彼らはスピード、コンプライアンス、スケーラビリティの複雑な問題を解決し、クライアントがカストディシステムをゼロから構築するのではなく、ユーザー体験に集中できるようにしています。

Apexの今後

同社は上場に向けて準備を進めています。2021年2月、Apex Clearing Holdings LLCは、SPACのNorthern Star Investment Corp. II (NYSE: NSTB)と合併契約を締結しました。取引後、Apexはニューヨーク証券取引所に「APX」のティッカーシンボルで上場し、デジタル資産運用を支えるインフラブームに直接投資できるようになります。

Fast CompanyによるApex Clearingの評価は、より広範な業界の認識を反映しています。金融市場の未来は、派手な消費者向けアプリだけでなく、イノベーションを可能にする堅牢でスケーラブルなインフラに支えられているのです。

原文表示
このページには第三者のコンテンツが含まれている場合があり、情報提供のみを目的としております(表明・保証をするものではありません)。Gateによる見解の支持や、金融・専門的な助言とみなされるべきものではありません。詳細については免責事項をご覧ください。
  • 報酬
  • コメント
  • リポスト
  • 共有
コメント
0/400
コメントなし
  • ピン