米国株式市場が最高値を更新後に調整、金融株が下落をリード、トランプの政策発言が市場の変動を引き起こす

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出典:BlockMedia 原題:[ニューヨーク証券取引所の引け] 米国株式市場、史上最高値後に息を整える…JPモルガン急落・トランプ変数の負担 原リンク:

市場概観

米国株式市場は史上最高値を更新した後、利益確定売りにより全体的に下落して引けた。金融株の軟調な展開の背景には、トランプ大統領の一連の政策発言が市場のボラティリティを高めており、投資家は物価指標とFRBの政策路線を天秤にかけている。

主要指数の動き

現地時間1月13日、ニューヨーク証券取引所:

  • ダウ工業株平均は398.21ポイント(0.80%)下落し、49,191.99で引け
  • S&P500指数は13.53ポイント(0.19%)下落し、6,963.74で引け
  • ナスダック総合指数は24.03ポイント(0.10%)下落し、23,709.87で引け

CPIデータと金融株の下落

当日発表された12月の消費者物価指数(CPI)は市場予想通り、前月比0.3%上昇、前年比2.7%上昇だった。食品とエネルギーを除くコアCPIは前年比2.6%上昇で、予想を下回った。

12月のCPIデータは予想通りだったが、金融株は売られた。大手投資銀行の株価は主要銘柄で3%下落、四半期業績は予想超えだったものの、取引部門の改善にもかかわらず、手数料収入は期待を下回った。また、トランプ大統領がクレジットカードの金利上限を1年10%に制限する発言も、金融業界全体の規制リスクへの懸念を高めた。

その他の金融株も軒並み下落:

  • あるグローバル金融機関は1%下落
  • VisaとMastercardはそれぞれ約4%急落
  • 金融セクターのETF(XLFとKBWB)も同時に下落

政策発言による市場の不確実性増大

トランプ大統領の一連の政策発言は、市場の懸念を引き起こしている。内容は、防衛請負業者の配当や株式買い戻しの制限、大型機関投資家による一戸建て住宅の購入禁止など。これらの発言は実現可能性は限定的と見られるが、投資心理にはネガティブな影響を与えている。ある投資会社のチーフ・インベストメント・オフィサーは、これらの措置は立法手続きなしに行政権だけで実行するのは難しいと評価している。

テクノロジー株の圧迫

テクノロジー株も影響を免れなかった。トランプ大統領が、ある大手テクノロジー企業のデータセンター建設に伴う電気料金上昇問題を解決すると表明した後も、その株価は1%以上下落した。

原油価格の上昇

中東リスクの高まりを背景に、国際原油価格は大幅に上昇した。トランプ大統領はイランとの全会議をキャンセルし、イランと取引を行う国には25%の関税を課すと表明、地政学的緊張が高まっている。

FRBの政策見通し

FRBの政策見通しは比較的安定している。市場は今年、FRBが2回の利下げを行うと予想しており、最初の利下げは6月頃になる可能性が高い。ただし、米司法省によるFRB議長の刑事調査の開始や、トランプ大統領の圧力発言が続くことにより、FRBの独立性への懸念や政策判断への信頼が揺らいでいる。

市場展望

ウォール街の分析は、政治リスクや政策の不確実性が短期的に株式市場の上昇を制約する可能性があると見ている。ただし、物価や雇用状況に大きな悪化がなければ、トレンド的な下落の可能性は低いと考えられる。

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