Crombie REIT 第3四半期 2025年:ポートフォリオの勢いが加速、過去最高の稼働率を記録

クロムビー・リアルエステート・インベストメント・トラスト (TSX: CRR.UN)は、第3四半期の結果を発表し、国内全域にわたる不動産保有の堅牢性を示しました。同REITは、記録的な97.5%のコミットメント稼働率を達成し、同一資産のキャッシュ NOI成長率を4.6%に押し上げ、コア事業の持続的な勢いを示しています。

財務パフォーマンスの好調

数字は、ユニット保有者にとって説得力のある状況を描いています。純利益 attributable to Unitholdersは、Q3だけで前年同期比16%増の3080万ドルに達しました。9か月間の累計では、FFO per Unitは0.97ドルに達し、4.3%の成長を示しました。一方、AFFO per Unitは7.5%増の0.86ドルに拡大しました。FFOの配当性向は、前年の72.5%から67.3%に縮小し、配当義務に対するキャッシュ生成能力の改善を示しています。

マーク・ホリー社長兼CEOは、「今年の最初の9か月間で、クロムビーは同一資産のキャッシュ NOI成長率3.5%とともに、FFOとAFFO per Unitの成長率はそれぞれ4.3%と7.5%を記録し、パフォーマンスの一貫性と戦略の耐久性を強調しています」と述べました。

稼働率の堅調とリース獲得

稼働率の指標は、ポートフォリオの引き付け力を示しました。コミットメント稼働率は前年同期比140ベーシスポイント増の97.5%に跳ね上がり、経済稼働率も130ベーシスポイント増の97.2%に拡大しました。これは偶然ではなく、新たな商業リースによって209,000平方フィートが追加され、初年度平均賃料は1平方フィートあたり16.68ドルとなっています。

更新活動は価格力を示しました。Q3では、クロムビーは92,000平方フィートのリースを更新し、賃料は満期賃料より10.6%高い水準となりました。更新期間中の加重平均賃料と比較すると、その増加率は13.5%に拡大し、特に小売業の更新が前期比10.6%増となったことが主な要因です。このボリュームとレートの拡大の組み合わせは、ポートフォリオの収入潜在力に内在するキャッシュとキャリーを示しています。

資本展開とバランスシートの状況

REITは投資面での規律を維持しました。Q3には、1490万ドルを現代化に充て、ポートフォリオの質を向上させつつ、補完的な賃料収入を生み出しました。資産収益は4.9%増の1億201万ドルに達し、管理・開発サービスからの収益は309%増の440万ドルに急増し、多様な収入源を反映しています。

バランスシートの指標は健全な状態を維持しています。総公正価値に対する負債比率は、年初の43.6%から41.9%に縮小し、過去12か月調整EBITDAに対する負債比率も7.96倍から7.70倍に縮小しました。利用可能な流動性は6億7610万ドルで安定しています。加重平均金利は4.1%にとどまり、金利環境の中で一定の安定性を提供しています。

ポートフォリオ構成と開発パイプライン

ポートフォリオは、ジョイントベンチャーを含む18.8百万平方フィートの306物件に拡大しています。活動中のプロジェクトの一つ、マールストーン(ハリファックス、ノバスコシア州)の291ユニットの住宅賃貸開発は、2026年上半期の完成を目指して建設を継続しています。推定総費用6720万ドルの非主要開発プロジェクトも進行中で、そのうち1890万ドルが完了見込みです。

特筆すべきは、クロムビーが四半期後に発表した買収です。オンタリオ州エトビコークの51,000平方フィートの食料品店を中心とした小売物件に対し、100%の持分を2850万ドルで取得しました。これは、エンパイアの子会社から2025年10月30日に取得されたものです。

配当ガイダンスとユニット保有者の価値

取締役会は、2025年8月31日現在の記録日をもって、年間0.90ドルの配当増額を承認しました。この動きは、管理側が基礎的なキャッシュフローの持続性と、ポートフォリオを支える収入ストリームの耐久性に自信を持っていることを反映しています。

また、ESGレポートも今四半期に発表され、クロムビーの環境・社会・ガバナンス基準へのコミットメントを強調しています。

今後の展望

同一資産のキャッシュ NOI成長率3.5%(年初来)、FFOとAFFO per Unitの拡大率4.3%と7.5%を合わせて、ポートフォリオの価値増加能力を示しています。稼働率は史上最高水準に近づき、リースの勢いも維持されており、規律あるバランスシートは機会主導の買収を支えています。クロムビーは、今後もユニット保有者のリターンに継続的に貢献できる位置にあると考えられます。

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